仮説設定力研修の詳細
[仮説設定力研修]
ロジカルシンキングで最も重要な概念はなにかといえば、なんと言っても「イシュー」だ。考える対象を問いとして定めること。一見簡単そうに見えるイシューだが、実は使いこなしは多いのほかむずかしい。それと同時に、実は指導のほうがむずかしい。結論の適切さを指導するより、問いの適切さを指導することの方がずっと難易度が高い。そのせいもあり、イシューに特化した研修はほとんど行われていないのが実態だ。
さらに、イシューは仮説とほぼイコールだ。考えを深めるために立てたイシュー(疑問)に、自分なりに仮の答えを出してみると、それは仮説になる。仮説思考というのは、イシューを積極的に立てる思考と同義である。本研修では、当初のイシューをさらに小さなイシューに分解する「イシューツリー」の考え方をベースに、つくったイシューに仮説的な答えを出したうえで、仮説を使って、的確な判断を行うというアプローチをじっくり実践する。「仮説」までを扱うため、「本当の結論」は出ないのがこの研修の特徴になるため、納得感が出しにくいのがイシューが研修として成立しない大きな理由のひとつだが、イシューと仮説の意味や使い方を明確にして指導することで、納得感を高めている。
■ねらい
- ピラミッドストラクチャを実際の企画書やメールに応用する方法をつかむ。
- 受講者同士、互いにたがいのドキュメントの不備を指摘し合い、よりよいものにするアイディアを提示する方法を学ぶ。
- 受講者(社員)同士、知恵を出し合うマインドセットをつくる。
■対象
ロジカルシンキングを何らかの形で学んだ方が対象
全年齢、全階層
主に:若手中堅社員、アラカルト型研修
■標準仕様
日数:1日
人数:6~30名まで
事前課題1:「はじめてのロジカルシンキング」精読
事前課題2:条件に合うドキュメントを都探し、用意する。
■カリキュラム
- ロジカルシンキングの全体像、ねらい
- ワーク;ドキュメントチェック
- イシュー→メインメッセージ→キーライン→因果関係
- グループワーク:相互コメント
- メインメッセージ/キーラインの適否/因果関係
- ワーク:ドキュメント修正
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- 指摘をもとに、寄りよりドキュメントに修正/作り直し
- プレゼンテーション
- 全体のまとめ