02nd 1月2004

2004年 新年のごあいさつ

by paco

新年のご挨拶を申し上げます。
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今年も、あなたの1年が実り多いものでありますように、お祈りしています。

いわゆる年賀状を出さずに、ネット上での年賀のご挨拶のみにしてから5年ぐらいになります。前年を思い起こし、今年やりたいことを書き留めるのが、恒例となりました。今年もしばしおつきあいください。

有言実行をめざして書いていますが、さて「実行」のほうはどうでしょうか?
去年、2003年のご挨拶はこちらです。

■「環境」が少しずつ軌道に乗ってきた

2003年は、水族館文庫として環境事業に本格的に乗り出すことを目標に、あれこれチャレンジを始めた年でした。まず年始から「環境ビジネスワークショップ」(全5回)を開催して、事業化を開始。ディープなメンバーにも恵まれて、僕自身も多くのことを学び、自信を深めることができました。このワークショップでは最初の4回を都内の教室で行い、最終回を4月、早春の八ヶ岳、キープ自然学校の教室を借りて開催しました。終了後は六兼屋に集まってもらってのバーベキューパーティーにはさらに20人を超える人が集まって、わいわい楽しい時間です。ワークショップと並行して、環境に積極的に取り組む企業群への取材をはじめて、ソニー、リコー、大塚商会、ミサワホーム、エプソンなど各社でお話を伺うことができました。これをもとに、8月には「環境経営の教科書」を出版。「input→output」で企業と環境を考えるアプローチは、読んでいただいた方からは「わかりやすい、はじめてわかった」といったメッセージをもらっています。夏には友人のかよちゃんが主宰する会「和散歩」の里山ワークショップを六兼屋で開いて、このときも20人近い人が集まりました。前日までの台風がすぎてこの夏いちばんの暑さの中、田んぼを見たりチェーンソーや草払い機で遊んだりと、これも楽しい時間でした。

2002年2月からは「日経Biztech・イノベータ」(会員登録制・無料)サイトで、「環境戦略で拓く次世代ビジネス」とdaiするコラムの連載を始めています。まもなく1周年になり、毎週更新なので、昨年44回の連載を行いました。

改めてテーマを見てみると、よく書き続けたなあという感じがします。このサイトでは、僕のコラムのあと、読者からのコメントが来るので、それによってさらに僕も調べたりというインタラクションが起きます。鋭い読者が多いので、ちょっとあいまいなことを書くと、指摘がとんできますが、それだけにたくさん学ぶことができました。

2003年後半は、企業活動を利用して実際に環境をよくする可能性にチャレンジしてみたくなり、たまたま友人の多い長野県を舞台に、いくつかのプランをぶつけては意見交換するという方法を続けて、そのうちいくつかが深まりを見せています。秋には長野県庁林務課で意見交換の会を開き、伊那市にオープンした木質ペレット製造工場からできるペレット燃料の事業化についてプランを煮詰めつつあります。今年、2004年は、環境事業としてペレットあたりを軸に、環境によい事業の事業化と地域活性化をセットにした事業についてチャレンジしてみたいと思っています。また、環境経営についての教育活動も引き続きやる予定で、昨年12月には三井住友銀行系のSMBCコンサルティングで環境セミナーを開催、今年2月2日には埼玉県主催の「ゼロエミッションセミナー2004」(埼玉会館)で講演を行います。paco主催のワークショップも開いていく予定です。水族館文庫MailNewsでまもなくお知らせする予定なので、お待ちください。

そうそう、ある有名食品企業の社内研修用に、環境教育のWBT(Web Based Training)の企画・原稿執筆も行いました。全社員に起訴を自習してもらうツールとして、「環境経営の教科書」をベースにつくりましたが、不本意なところもあるものの、全体としては新しいものができたと思っています。

こうしてみてくると、去年と比べるとかなり環境の比率が上がってきたことが実感できます。気持ち的にも「環境のことをやっている」時間がかなり増えているので、今年もこれを加速できるとよいなと思っています。

■論理思考も

論理思考の仕事も続けてきました。グロービスのクリティカルシンキングとロジカルコミュニケーションの講師、論理思考ワークショップをToshiさんと開いて、主に「一度学んだ」人を対象に、「続ける・深める」の機会を用意。グロービスとは別に、企業向けの論理思考研修も、秋を中心に行いました。

今年も論理思考を教える活動は続けていく予定ですが、いろいろ試行錯誤を続けているものの「こうやればうまくできるようになる」というメソッドをつくるところまでは至っていません。知恵市場をいっしょに主宰している高橋Toshiさんとも「こうすればどうかな?」というような意見交換をしているので、既存の方法に捕われずに、「どんな論旨履行ができるようになるために、どんな学びをすればよいか」を開発していきたいと思っています。

今年は春から亜細亜大学経営学部でも大学1年生を相手に論理思考を教えることが決まっています。高校を出たばかりの学生にどんなことを、どのように教えていけばよいか、けっこうチャレンジングで楽しみにしています。

■ライフデザインというQOLのフィールド

去年2月、「人生に役立つ論理力トレーニング」という本を出したのですが、これは見た目は「論理思考」の本になっていますが、内容的にはむしろ「生きること全般に論理思考を当てはめる」というような感じの本です。そんなコンセプトを感じ取ってくれた編集者からの依頼で、12月に「渡辺パコの35歳からは好きなことでお金を稼ぐ」を出版することができました。

僕は哲学を志して大学に入り、結局広告の世界で仕事をするというねじれを体験してきたのですが、今回の「ライフデザイン=生き方」というテーマは、大学以来のテーマに戻ってくることができたという点で、「長い旅のひとつの到達点」という感じのする本でした。僕の著書としても11冊目にあたり、最初に本を書いたときに「とにかく10冊は加工」と思っていたことから考えても、「新たな10冊目の始まり」にふさわしい本になりました。

今年は、「哲学」「20代の生き方」というテーマをそれぞれ編集者からもらっているので、さっそくそれに着手する予定です。できれば年4冊ぐらい書きたいなあと思っているのですが、昨年は3冊、今年はどうなるでしょうか。

ライフデザインについては、今月からライフデザインワークショップを開いていく予定なので、これも水族館文庫MailNewsで後ほどご案内します。

■デュアルライフは中身を充実させる時期に

さて、pacoといえば八ヶ岳というイメージを持っていただいている方もいるようですが、八ヶ岳のセカンドハウス「六兼屋」もこの1月で丸3年を迎えます。六兼屋のある丸山集落あたりのようすをまとめた「まるやまうぇぶ」もぼちぼち更新していて、楽しんでいただいている方もいるかと思います。

六兼屋のあたりは、時代が止まったような農村で、過疎でもないし過密でもない、開発が進まないわけでもないし、大きな変化があるわけでもない、保守的だけど気骨はない、という中途半端な土地柄です。でも時代は少しずつ動き始め、今年11月にはこのあたりの7町村が合併して「北斗市」が誕生します。

何となく印象に残らない地名ですね。六兼屋の住所も「市」になるので、すこしは街っぽく感じられるかもしれませんが、実態は何も変わらないのではないかという感じがします。人と会うこともまばらなこのあたりですが、地道にマイペースで地域のキーパースンを見つけていきたいと思っています。

六兼屋での生活は、「つくる」の段階をそろそろ終えて、「緻密に作り上げる」ところに来ています。植物もどんどん植える必要はなくなり、以下にきれいに咲かせるか、気持ちよい状態にしておくかというフェーズになりつつあり、使うセンスも能力も、けっこう違うようになってきました。

たとえば、すでに家の外壁を塗り替えたし、そのためにギャラップで米国製の塗料を買い、一昨年の秋から塗りました。ここの塗料は、木に浸透する捨て印の性質と、被膜をつくるペンキとしての性能を併せ持っていて、1年使った感じでは疲労も少ないので、長持ちしそうです(Cabot社製)。2002年の秋から塗り始めたのですが、塗り終わったのは去年の暮れでした。天候や他の作業との優先順位をつけていると、なかなか手がつけられなかったのですね。セカンドハウスの作業はこういうことが多いのです。どうしても気長に、自然に逆らわないようになります。

最近はまっているのは薪割りです。これまでは「つくる」のに忙しく、薪は「買ってすます」しかなかったのですが、今年は伐採したてのクヌギの丸太をトラック1杯(3トン)買い、チェーンソーでざくざく切って、薪割りしています。薪割りは、なかなか神聖な感じのする作業で好きです。今割っている薪は、半年以上乾燥させて、今年の秋から使うことになります。

今年もいろいろな友人が遊びに来てくれるのが楽しみです。

ということですっかり長い新年のあいさつになってしまいました。今年もあれこれやっていきますので、興味のある方はぜひ声をかけてください。

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