17th 9月2012

ロジカルシンキング研修の詳細

by paco

「ロジカルシンキング・セミナー」

ロジカルシンキングの基本から、実際に使えるレベルまで学ぶ、標準コース。リリース以来、たくさんの企業、多くの年齢層の方に受講いただき、リピートも多いカリキュラムである。自分の考えをはっきり伝えることを最終ゴールとし、やや難易度の高い課題を考え抜き、その結果をピラミッドストラクチャで表現することがねらいである。

■ねらい

  1. ピラミッドストラクチャを使って、自分の言いたいことを、明瞭に、詳細に伝える力を身につける。
  2. 問いを立てて答えながら考えると言う基本を学ぶ。
  3. グループでさまざまな人と考えを作り上げる「シナジー」を学ぶ。

■対象

全年齢、全階層
主に:新入社員後期研修、若手中堅社員、アラカルト型研修

■標準仕様

日数:1日(半日×2回も推奨)
人数:6~30名まで
事前課題1:「はじめてのロジカルシンキング」精読
事前課題2:「官業と民間」を読み、ピラミッドストラクチャをつくる。

■カリキュラム

  1. ロジカルシンキングの全体像、ねらい
  2. 因果関係
    • 演習「裁量労働制」→資料を読み、グループワークで因果関係図を作る。
    • 図を使うことで関係がつかみやすくなること、
    • グループワークのスピードが上がること、を学ぶ。
  3. イシュー
    • 演習「熊谷市」
    • イシュー(問い)とメッセージの関係を理解する。
    • 自らさまざまなイシューを立てる。
    • VTRを使ったオーラルコミュニケーションからイシューをとらえる課題に差し替えることも可能。
  4. ピラミッドストラクチャ
    • 事前課題「官業と民間」をグループワークでチェック。相互に指摘し合うマインドと方法を学ぶ。
    • ピラミッドストラクチャの基本構造とチェック方法を学ぶ。
  5. ピラミッドストラクチャ
    • 演習「都心の地下農場」
    • 記事を読み、「広報スタッフ」の立場で、「都心の地下農場」を説明するピラミッドストラクチャをつくる。
    • メッセージになっているものとなっていないもの、説明になっているものといないものを区別できるようになる。
    • グループワークで考えを深めるプロセスを経験する。
  6. 全体のまとめ

ロジカルシンキングセミナー 使用スライドの見本

17th 9月2012

ロジカル問題解決研修の詳細

by paco

「ロジカル問題解決」

ロジカルシンキングは、大きくコミュニケーション(ピラミッドストラクチャをつかう)と、問題解決に分かれます。問題解決に特化したこの研修では、3つのステップで考える定型的な問題解決のプロセスを学び、基本を押さえることで、問題解決を的確にすると同時に、同じ解決策に至ったとしても、その解決策が最善であることを誰にでもわかる形で説明できることを目的にしています。

■ねらい

  1. 問題解決のベーシックなプロセス(where?→Why?→How?)を徹底的に学ぶ。
  2. イシュー、ロジックツリー、因果関係など、問題解決のツールの使い方を学ぶ。
  3. 特にむずかしいwhere?の設定の仕方をくり返し学び、「いきなりWhy?やHow?の行かない」という思考習慣をつける。

■対象

全年齢、全階層(新入社員には向かない)
主に:若手中堅社員、アラカルト型研修

■標準仕様

日数:1日
人数:6~30名まで
事前課題1:「はじめてのロジカル問題解決」精読
事前課題2:「イシューを書き出す」ワークシート

■カリキュラム

  1. ロジカル問題解決の全体像、ねらい
  2. クイズ:「問題ってなに?」
  3. 課題1:「遅刻が多い」
    • where?を書き出す。where?の意味をつかむ。
    • where?のロジックツリーをつくって明確にする。
    • Why?を問いかけ因果関係をつかむ。
    • How?のロジックつくり、解決策をリストアップする。さらに絞り込みによって、上位3案を選ぶ。
    • 全体をまとめるワークシートを書く。
  4. 課題2:「若手社員の離職が多い」
    • where?
    • Why?
    • How?
    • まとめ
  5. 今後に向けて
    • 使う場面についてイ議論する。
    • 使い方で工夫が飛鳥な点を押さえる。
  6. 全体のまとめ

 

17th 9月2012

ロジカルシンキング・エントリー研修の詳細

by paco

「ロジカルシンキング・エントリー」

ロジカルシンキングの入門編。一般的なロジカルシンキングというと、難しそうと敬遠してしまう層を主な対象として開発した。もともと女性事務職向けに開発したカリキュラムだ。企画書のようなまとまったメッセージをつくるというより、日常のコミュニケーションを的確にすることをめざし、特にイシューを的確に捉え、それに答える部分に力を入れている。内容は一見簡単そうに見えるが、実はこれを確実にできるようにするだけで、コミュニケーションが締まりのあるものになり、効果は大きい。

■ねらい

  1. 問いを立てながら、考え、問いに答えるという、考える基本を徹底的に学ぶ。
  2. 今一番伝えるべきコト(メインメッセージ)を常に考えながら、自分の言いたいことを伝える。
  3. ピラミッドストラクチャをつかって、メールなどで言いたいことを理由づけて書く。

■対象

事務職、若年層
主に:入社前内定社員、事務職・現業職、アラカルト型研修

■標準仕様

日数:1日(半日××××××××2回も×推奨)××
×人数:6~30名まで
事前課題:「はじめてのロジカルシンキング」精読

■カリキュラム

  1. ロジカルシンキングの全体像、ねらい
  2. イシュー(問い)を立てる
    • 演習:「問題ってなに?」
  3. イシューと答え
    • 演習:「問いに答える」
    • 問いを理解し、正確に答えているかを、意識邸に行う。
  4. イシューを分ける
    • 演習:「貯金を増やすにはどのようにすればいいか」
    • 貯金を増やすという質問を深めるために、いくつかの問いに分けて考える演習。
    • 問いにすぐにこたえるのではなく、問いを聞いたら問いを分ける習慣をつける。
  5. ピラミッドストラクチャ
    • ピラミッドストラクチャの仕組み、ピラミッドストラクチャになっているもの、なっていないものを区別する。
    • 演習:「私のオススメ」
    • 自分が好きなもの(映画やスポットなど)を勧めるピラミッドストラクチャをつくる。
  6. 総合演習
    • 演習:「部内懇親会の勧誘」
    • 懇親会にたくさんの人を誘うメッセージをピラミッドストラクチャを使ってつくる。
  7. まとめ
    • 演習:「ロジカルシンキングを仕事でどうつかうか?」
    • 演習:「後輩が頼んだ仕事をしない」
    • 実務での使い方を考え、アドバイスする。
13th 9月2012

論理思考:レギュラーメニュー

by paco

論理思考を学ぶ標準的な研修。

ロジカルシンキングがビジネスパースンが学ぶべき標準的なスキルとして認識されるようになったのは、10年ほど前、グロービス・マネジメント・スクールがクリティカル・シンキングクラスをリリースしたのがきっかけでした。 僕はそのころから、グロービスで「クリティカルシンキング」「ロジカルコミュニケケーション」などの講師を担当し、この分野を最初に教えはじめたもののひとりとなりました。

グロービスでの教える経験をもとに、論理思考の基本的な方法をまとめた本「論理力を鍛えるトレーニングブック」(かんき出版)を2001年に出版しました。この本がビジネス書のベストセラーとなり、この内容をグロービスとは別の、オリジナルカリキュラムをつくって、企業向けに提供しはじめたのが、この分野の研修のスタートです。ちなみにこの本は、10年を経ても重版がかかり、累積20万部を超えるロングセラーになっており、最近のビジネス書の回転の速さにあらがって、根強い支持をいただいています。

このときにつくったカリキュラムを、研修の実践を通じて順次改良を重ねて完成度を上げたものが、今提供中の「ロジカルシンキング・セミナー」「ロジカルシンキング・エントリー」「ロジカル問題解決」です。

10年前と違い、最近ではロジカルシンキングを学ぶ年齢層が若く、早くなってきました。これ自体はとてもよいことです。そんな中、亜細亜大学、デジタルハリウッド大学などで大学生にロジカルシンキングを教えてきたことが、カリキュラムの充実におおいに役立っています。何もかも盛り込むのではなく、本当に必要な内容だけに限定し、これだけできれば、論理思考の基本はマスターできる、という内容に厳選しています。

学ぶ人の若年齢化という流れに対応するために、2009年に「はじめてのロジカルシンキング」をリリース、これが現在の研修のテキストになっています。前作「論理力を鍛えるトレーニングブック」は、本単独で企画したのに対して、「はじめてのロジカルシンキング」は、はじめから大学での講義や研修のテキストとして使うことを前提に、もちろん本としても魅力的になるよう、企画しました。本としても3万部を越えるヒットとなっており、アマゾンでもロジカルシンキングの本の中でトップ100に継続的に入っています。

研修カリキュラムはこの本をテキストとして事前に読んでもらうことで、基本的なセオリーを理解した上で、研修は実際にやるときにぶつかりがちなポイントに限定して学ぶかたちにしています。そのため、研修中に講師が説明する時間が最低限になり、グループワークやワークの結果レビューに十分時間が割けるようになりました。本と研修の連動がなければ、研修中に「説明」をしなければならず、「実際に考える」「つまづきを回避する方法を知る」ことに時間が割けなくなります。研修に対応したテキストを書いていること、そしてそのテキストが、豊富なイラストを使って自習しやすいものとすることで、研修にスムーズに繋ぐことができ、研修効果を高めることにつながっています。

研修は、30名という多くの社員を1日拘束するという、非常にコストのかかる時間です。その貴重な時間を、最大限効果につなげるための工夫があるのが、僕の研修の特徴です。

さて、ラインナップについてかんたんに説明しておきます。

ロジカルシンキング・セミナー

ロジカルシンキングの基本から、実際に使えるレベルまで学ぶ、標準コースです。リリース以来、たくさんの企業、多くの年齢層の方に受講いただき、リピートも多いカリキュラムです。自分の考えをはっきり伝えることを最終ゴールとし、やや難易度の高い課題を考え抜き、その結果をピラミッドストラクチャで表現することがねらいです。

ロジカルシンキング・エントリー

ロジカルシンキングの入門編。もともと女性事務職向けに開発したカリキュラムです。企画書のようなまとまったメッセージをつくるというより、日常のコミュニケーションを的確にすることをめざし、特にイシューを的確に捉え、それに答える部分に力を入れています。内容は一見簡単そうに見えますが、実はこれを確実にできるようにするだけで、コミュニケーションが締まりのあるものになります。

ロジカル問題解決

ロジカルシンキングは、大きくコミュニケーション(ピラミッドストラクチャをつかう)と、問題解決に分かれます。問題解決に特化したこの研修では、3つのステップで考える定型的な問題解決のプロセスを学び、基本を押さえることで、問題解決を的確にすると同時に、同じ解決策に至ったとしても、その解決策が最善であることを誰にでもわかる形で説明できることを目的にしています。

いずれのカリキュラムも、標準カリキュラムと同時に、リクエストに応じたカスタマイズが可能です。